本研究の目的は、第二言語(以下、L2)の日本語ライティング教育において、「オリジナリティのある文章の指導・評価を可能にするための評価者トレーニング」に必要な知識と技能について明らかにすることである。近年、L2日本語ライティングの評価は、機械による評価が可能になった。しかし、機械による評価、人間による評価のいずれも、「オリジナリティの評価は困難」という課題がある。本研究はその課題解決のため、以下のような3つの問いを立て、研究を行っている。
なお、本研究課題は、次の助成および指導を得て進められている。
2018年4月~現在に至る | 京都外国語大学大学院外国語学研究科 博士後期課程 |
---|---|
2018年4月~2023年3月 | 関西学院大学 個人研究補助費 |
2019年4月~2024年3月 | 科学研究費助成事業(若手研究:19K13248) |
2019年5月~2021年2月 | 日本語教育学会の人材、知財、ネットワークを活かした中堅日本語教師のための研修(略称:JCN研修) |
2021年10月~2022年2月 | 日本語教育学会の人材,知財,ネットワークを活かした中堅日本語教師のための研修プログラム(略称:JCN研修)講師養成コース |
2023年4月~2027年3月 | 科学研究費助成事業(基盤研究(C):23K00643) |
2023年4月~現在に至る | 筑波学院大学 個人研究費 |
科研費(若手研究:19K13248)の活動の一環として、これまでの研究の総括と査読論文の投稿準備のため、日本語教育関係者の中から参加希望者を募り、2021年度に2回、理論面の勉強会を実施した。この勉強会が改善され、次の研修実施につながっている。
科研費(若手研究:19K13248)の活動の一環として、2022年度に「『書く』評価でつながる中堅研修」を実施した(受講者3名)※。今後もワークショップや短期・中長期の研修の実施を目指している。